八81

デビュー時に配置された八王子エリアへ戻り、八81に充当された40402号車
2015.10.09 ― 和田~大巻観音・館事務所
Photo : nakayamarapid
運行状況運行会社ページ開設最終改訂執筆者
運行中京王2023/02/142023/09/29中山快速

沿革

系統年月日概要
1955.3.25八日町~寺田間免許、「八王子駅北口~寺田(船橋)」開設
大巻線1957.8.13「八王子駅北口~大巻」開設
大巻線1957.11.1小比企~大巻間経路変更・小比企~寺田間廃止
ここまでに「八王子駅北口~寺田(船橋)」廃止?
東和田線1961.4.1大巻~和田間延伸
東和田線1967頃和田~めじろ台駅間延伸
八811976頃系統番号付与
八811993頃日中を除き八王子駅南口発着となる
八812001.10.16八王子駅北口~八王子駅南口間短縮
八812004.6.20南大沢営業所へ移管
八812010.11.20深夜バス「八王子駅南口→要石」設定
八812013.4.1深夜バスの終点を東京高専前に延伸
早朝バス「片倉城址→めじろ台駅」設定
八812014.4.14寺田支所(現・高尾営業所)に移管
八812015.4.1早朝バスの起点を下小比企に短縮
八812020.6.1深夜バス「八王子駅南口→東京高専前」運行休止

概要

 八81系統は和田線、または東和田線とも呼ばれる路線で、JR八王子駅南口から北野街道の片倉城址、和田を経由し、京王線めじろ台駅を結ぶ。まず1955(昭和30)年3月25日に八王子駅北口~船橋間が開通した。当初の終点は、北野街道に沿って流れる湯殿川に掛かる橋のひとつである「船橋」であり、現在の要石停留所のやや南に位置していた(参考参照)。

 【参考】京帝だより 第19号 昭和30年2月1日発行分
 「バス網更に拡大」より、「八王子市に隣接する横山村下椚田より由井村を経て八王子駅北口に通ずる系統である。(中略)これが開通は3月中旬となつている」との表記があり、これが八81系統の成り立ちである。掲載されている路線図には、国鉄八王子駅南口より、「子安五丁目」「片倉城跡前」を経て「船橋」に至る路線が掲載されている。
 なお1956年頃の航空写真(USA-M578-2-21)を観察すると、北野街道にあたる道路が大巻付近まで改良されていることや、船橋と思われる橋付近に折返場と思わしき場所が存在することが伺える。

 ほどなくして1957(昭和32)年8月13日には大巻へ延長し、11月1日付で小比企~寺田(船橋)の区間の免許は廃止された。この間、八王子駅~寺田(船橋)の路線が八王子駅~大巻の路線によって代替廃止されたのか、共存していたのかは不明である。なお、大巻は現在の横山南市民センターバス停にあたる場所である。その後、1961(昭和36)年4月1日に和田まで、1967(昭和42)年頃にはめじろ台駅まで延伸され現在に至る。

 八王子駅の乗り入れについては、かつては他の南口発着路線と同じく北口に発着していたが、1993(平成5)年頃より日中時間帯を除き南口発着となった時期を経て、2001(平成13)年10月16日には全便南口発着へと統一された。

 八81系統は前述の通り駅と駅を結ぶ系統であるが、大幅に遠回りになることから全線を乗り通す乗客は僅かであり、八王子駅から小比企町、館町への地域輸送がメインである。また大巻観音・館事務所付近にはトヨタ東京自動車大学校が立地し、学生の通学にも少なからず利用されている。

区間便・深夜バス

 2012(平成24)年には深夜バスが新たに設定されたほか、2013(平成25)年には早朝便の設定と深夜バスの延長が行われた。深夜バスは当初八王子駅南口→要石の平日片道1本が設定された。1年後の2013(平成25)年4月1日には深夜バスが東京高専前まで延長されている(2020(令和2)年6月1日より休止)。さらに、同日から早朝便が5時台に八王子駅方面、めじろ台方面両方向に設定され、早朝の列車に接続を図り利便性を向上させた。

 なお、めじろ台駅行きは当初南大沢営業所から直接送り込まれる関係で片倉城址始発として設定されていたが、寺田支所へ移管された後の2015(平成27)年4月1日改正で下小比企始発に短縮されている。

 また、2019(平成31)年4月1日には途中要石から椚田、榛名橋へ向かう八84系統が新設された。平日のみ朝に榛名橋行き、夕方に八王子駅行きが運行される入出庫系統であったが、2023(令和5)年9月20日に廃止された。

管轄営業所・車両

 管轄営業所は京王帝都電鉄・八王子営業所から京王電鉄バス・八王子営業所、京王バス南・南大沢営業所、京王バス南・南大沢営業所寺田支所と移管され、現在は名称変更により京王バス・高尾営業所が管轄する。

 北野街道を中心に道幅が狭いことから、中型車が中心の運用になっている。現在は寺田支所に所属するKR、AJが中心となっているが、南大沢管轄であった時期にはJPが多く見られ、八王子管轄時代にはRJも使用されていたようである。

 方向幕やLED表示はしばらく和田経由のみの表記であったが、誤乗防止の観点から南大沢管轄時より前面LED表示の改変が行われ、寺田移管後は経由地を強調する表示となった。

 また早朝深夜の区間便では側面に専用の表示が用意されたほか、深夜バスの前面表示は「小比企方面・東京高専前」と特徴的なものになっている。

その他

  • 八62・八64系統は同じく八王子駅南口始発であったが、上小比企までの運賃は八81が180円、八62・八64系統は220円と大きな差があった。なお距離は山田駅経由の方が200mほど長かった。
  • 「片倉城址」バス停は神奈川中央交通の八77系統にも同名のバス停が存在するが、やや距離が離れている。また国道16号線内で同系統と同じルートを経由するが、共用のバス停は設置されていない。
  • 現在の「横山南市民センター」バス停はかつて「大巻」を名乗っていた。横山南市民センターの開館は2003年である。
  • 現在の「大巻観音・館事務所」バス停はかつて「大巻観音前」を名乗っていた。2009年に改称されている。

路線図

【凡例】
・色線……運行経路 ・黒線……旧経路
・赤マーカー……起終点停留所
【備考】
掲載内容は原則1960年代以降のものとし、運行経路(旧経路含む)・廃止停留所・旧停留所名は、判明分のみ掲載しています。また、マーカーや線は、おおよその位置に配置しています。

運行本数

1960(昭和35)年4月1日改正

発停留所 曜日 始発 終発 回数 備考
八王子駅北口 平日 6:3519:30 11
休日 ? ? ? 情報募集中
大巻 平日 7:00 20:00 11
休日 ? ? ? 情報募集中

1965(昭和40)年頃
※6:20-21:00の間13回という情報もあり

発停留所 曜日 始発 終発 回数 備考
八王子駅北口 平日 6:1520:55 15
休日 ? ? ? 情報募集中
和田 平日 6:45 21:25 15
休日 ? ? ? 情報募集中

1969(昭和44)年頃

発停留所 曜日 始発 終発 回数 備考
八王子駅北口 平日 6:0020:40 20-60分間隔
休日 ? ? ? 情報募集中
めじろ台駅 平日 6:38 21:18 20-60分間隔
休日 ? ? ? 情報募集中

1984(昭和59)年頃

発停留所 曜日 始発 終発 回数 備考
八王子駅北口 平日 6:0021:09 51 土曜日は一部変更
休日 6:05 21:05 45
めじろ台駅 平日 6:35 21:46 51 土曜日は一部変更
休日 6:42 21:40 45

1993(平成5)年頃

発停留所 曜日 始発 終発 回数 備考
八王子駅北口 平日 9:15 18:47 32
休日 9:12 18:38 29
八王子駅南口 平日 6:10 21:21 51 北口発も含む
休日 6:15 21:15 46 北口発も含む
めじろ台駅 平日 8:40 18:27 32 八王子駅北口行
6:34 21:46 19 八王子駅南口行
休日 8:59 18:22 29 八王子駅北口行
6:42 21:40 17 八王子駅南口行

2002(平成14)年頃

発停留所 曜日 始発 終発 回数 備考
八王子駅南口 平日 6:1021:16 56
土休日 ? ? ? 情報募集中
めじろ台駅 全日 ? ? ? 情報募集中

2023(令和5)年9月21日改正

発停留所 曜日 始発 終発 回数 備考
八王子駅南口 平日 6:2123:05 76
土休日 6:29 22:00 59
下小比企 平日 5:31 –:– 1 めじろ台駅行
土休日 –:– –:– 0
めじろ台駅 平日 5:50 22:15 76
土休日 6:3721:20 58