
Image : Murakyu
| 運行状況 | 運行会社 | ページ開設 | 最終改訂 | 執筆者 |
|---|---|---|---|---|
| 廃止 | 京王帝都電鉄自動車部 | 2016/04/10 | 2016/04/10 | 紫陽花仁 |
沿革
| 系統 | 年月日 | 概要 |
|---|---|---|
| 八66(1)・八67(1) | 1978頃 | 運行開始 |
| 八66(1)・八67(1) | 1984頃 | 廃止 |
はじめに
本系統に関する情報は非常に少なく、皆様からの情報を必要としています。僅かな情報でも構いませんので、皆様からの情報提供を心からお待ちしております。
また、本項目では、資料や事実を使って開設時期を推測していきますが、推測していく過程もあわせて記します。一緒に資料を繋ぎあわせる楽しさや大変さ、喜びや苦しみを感じていただければと思います。
概要~謎が謎を呼ぶ系統~
八66(1)「八王子駅~殿ヶ谷戸~中央大学」・八67「八王子駅~中山~中央大学」は、昭和50年代に運行されていた路線である。 中央大学発着系統の1つだが、同発着系統の中で最も不明点が多い路線であり、十分な資料が揃っているとは言えない。 特に開設日、廃止日の情報が全くなく、推測に頼らざるを得ない状況である。
いつできたのか~不鮮明な開設日~
正確な開設日は不明である。
まず、中央大学多摩キャンパスは昭和53年度より使用を開始したキャンパスである。 本サイトが参考文献として挙げている各路線図も、昭和53年度より前の版での中央大学に関連する記述については、道路を含めて全くない。
では、開設は多摩キャンパス使用開始と同じ、昭和53年4月なのだろうか。下に示す最初の資料を裏付けとすると、答えはほぼNOに近い。
| 京王ニュース昭和53年4月1日号「バス路線新設のお知らせ」 |
|---|
| 中央大学多摩校舎開校にともない、京王バス三系統が4月1日から新しく運行します。 ①京王線京王多摩センター駅~中央大学 ②京王線多摩動物公園駅~中央大学 ③横浜線橋本駅~中央大学 |
ここでは「三系統」としっかり記述していることから、これ以上同時に開設された系統が存在することは考えにくい。よって4月に開設されたとする説は無くなった。
次に、下の資料はその翌年のものである。
| 京王ニュース昭和54年5月1日付(昭和54年5月号)「54年度事業計画のあらまし」内 |
|---|
| 中央大学多摩校舎開校にともない、京王バス三系統が4月1日から新しく運行します。 バス部門 ②運行回数の増加 ●路線の新設(多摩地区) 4月9日に聖蹟桜ヶ丘駅~堰場経由~中央大学間と聖蹟桜ヶ丘駅~堰場・松が谷経由~多摩センター駅間の2路線を新設しました。 |
今度は、桜85と桜86が1979(昭和54年)4月9日に開設されたと読み取ることが出来た。
最後に、上記2つを前提として1979(昭和54)年版の「バスサービスマップ」を確認していく。
すると、桜85・86の記載はないが、系統番号こそ違うものの、八王子駅と中央大学を結ぶ中山経由・殿ヶ谷戸経由の路線が共に確認できた。
よって、「バスサービスマップ1979年版」は4月9日より前の情報が記されており、八王子駅と中央大学を結ぶ路線は聖蹟桜ヶ丘駅と中央大学を結ぶ路線より前に開設されていることがわかった。
以上から、本路線は昭和53年度中に開設されており、かつ4月にはまだ開設されていないことがわかったのである。
これを踏まえ、開設日を推測する。
その結果、昭和53年度の後期開始のタイミングで開設されたと推測した。 理由として、この系統は大学への通学を目的とした路線であり、大学の日程に合わせて運行すべきである点が挙げられるからだ。 4月に始まる前期で運行を開始出来ず、昭和53年度中の開設となれば、自ずと後期が始まるタイミングで開設されたと言えるのではないだろうか。
もっとも、後述の通り短期間で廃止されることを踏まえると、前期の開始に間に合わずに開設した結果、乗客が付かなかった可能性もある。
ちなみに「中央大学百年史」によれば、昭和53年度における後期の授業開始は9月11日となっている。
廃止時期
廃止時期も、全くもって不明である。
当時の京王ニュースにバス路線の廃止が載ることはごく稀で、この系統の廃止についても例外ではなく、何も触れられていない。そこで「東京都内乗合バス・ルートあんない」を見ていく。 すると、1982年版までは確認出来たが、次の1984年版の時点で既にこの系統は無くなっていることが分かった。 つまり1984(昭和59)年には廃止されているのである。
また、同じ中央線の駅から中央大学を目指す豊32の開設は1985(昭和60)年である。 この事から豊32は八66(1)と八67の代替として開設された訳ではないことがわかった。
経路ほか
野猿街道をひた走る。 八66(1)は殿ヶ谷戸を経由し、八67は中山を経由する。
また、八王子駅北口を基準にしたとき、中山経由の方が殿ヶ谷戸経由よりも本数が多いという特徴があった。
最後に
最後に、こちらのサイト(安良町交通博物館様)において、運行当時に撮影された八66(1)・八67(1)の貴重な写真が掲載されているので、紹介させていただきます。
路線図
昭和57年現在

運行本数
昭和57年8月1日現在
| 発停留所 | 運行曜日 | 始発 | 終発 | 運行回数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 八王子駅北口 (9番のりば) | 平日 | 8:19 | 21:24 | 3 | 八66(1)(殿ヶ谷戸経由) |
| 8:41 | 20:25 | 19 | 八67(中山経由) | ||
| 土曜日 | (不明) | (不明) | (不明) | 八66(1)・八67 | |
| 休日 | (不明) | (不明) | (不明) | 八66(1)・八67 |
