八97(2)

2015.05.25 ― めじろ台一丁目~朝日ヶ丘団地坂上
Photo : 紫陽花仁
運行状況運行会社ページ開設最終改訂執筆者
廃止京王バス南2020/05/042016/10/14紫陽花仁

沿革

系統年月日概要
八972014.9.18八97「八王子駅南口~朝日ヶ丘団地~法政大学」開設
八972016.4.1区間便を開設
八97「八王子駅南口~朝日ヶ丘団地~めじろ台駅」開設
八972016.9.14新たに朝日ヶ丘団地を経由する八67を開設
八97は山田駅経由となり朝日ヶ丘団地を経由しなくなる

概要

 八97(2)「八王子駅南口〜朝日ヶ丘団地坂上〜めじろ台駅~中寺田〜法政大学」は、2014(平成26)年9月18日より運行を開始した系統である。

 2013(平成25)年8月11日に都市計画道路3・4・17台町散田線が開通したことで、西57の横山中学以北を廃止して付け替えた、いわば後継路線である。一見八92(b)「京王八王子駅〜山田駅〜中寺田〜法政大学」の復活にも見えるが、椚田より北の経路が大きく異なる。
 なお、2016(平成28)年4月1日のダイヤ改正によって、新たにめじろ台駅止まりが設定された。その後、2016(平成28)年9月14日のダイヤ改正を持って廃止され、現在は八67(2)・八97(3)が代替系統となっている。

台町散田線について

 2011年6月20日の八王子市議会の都市環境委員会において、本道路は「八王子西南部の重要な幹線道路として、住宅地と市街地を結び、災害時の消防活動等、地域の防災機能を確保するとともに、広域避難場所の富士森公園への避難経路の確保等を目的と」すると説明がある。

 台町散田線は遡ること約半世紀前の昭和36年に都市計画決定され、1994(平成6)年3月14日事業認可された。しかし、経済状況など様々な理由により、当初の完成予定より大幅に遅れ、2013(平成25)年8月11日に開通した。この辺りの経緯や工事の進捗状況については八王子市議会の議事録を「3・4・17」や「台町散田線」で検索するとよくわかる。そのため、朝日ヶ丘団地では長らく道路用地として確保してあった土地が緑化されており、その用地を挟むようにして両脇に民家が存在していた。

開設〜第二次中寺田改編〜

 本系統は、2014(平成26)年9月18日に運行を始めた。

 これは寺田支所下では初の新設路線であった。元々台町散田線はバスも通れる規格で建設されていたこともあり、市から京王バス側に働きかけたような記録は市議会の議事録にない。ただし、開設時に朝日ヶ丘団地地区の町会の掲示板に開設のお知らせが貼ってあったことから、市ではなく町会が働きかけた可能性はある。朝日ヶ丘団地地区ではこれが唯一の公共交通となり、実際に乗ってみると朝日ヶ丘団地内はそれなりの乗車率であることがうかがえた。

 なお、本系統の開設により、中寺田地区では八92の廃止から非常に短い期間で八王子方面へ向かうバスが復活した。

開設の影響と運用

 西57自体は廃止されたが、平日朝1本の寺田支所担当の西55については残された。この西55は、西八王子駅到着後、南大通りを回送し、八王子駅南口に至り、本路線の初便に入る。そのため、この西55と本路線の初便の運用は、同じ車両が使われることとなった。これは2015(平成27)年9月25日の、寺田団地線各系統(八96、八98、八99、西55、西56、め05、め06)の八王子営業所と寺田支所との共管化までは同支所で唯一営業運転で西八王子駅南口に乗り入れる運用であった。

開設後の動き

 運行初日、朝日ヶ丘団地坂上バス停では、多くの住民が初便を見送っており、開設から時間が経ってから乗車してみても朝日ヶ丘団地内の各バス停では、多くの乗り降りがあった。

 しかし、上記項目の通り、本系統の初便は、西55として出庫後回送されることから、初便が9時代となり、通勤・通学の足として使うにはやや難のある状況であった。このため、住民から要望を受け(2、2016(平成28)年4月1日より平日に限り開設されたものが、八王子駅南口〜朝日ヶ丘団地〜めじろ台駅の区間便である。これにより、朝日ヶ丘団地内の初便の時刻を大幅に繰り上げる事となった。

短期間での廃止〜第三次中寺田改編〜

 そんな矢先、本系統も西57と同じく短命に終わることとなる。また、バスナビドットコムをはじめとする各公式サイトでは本系統の廃止は一切告知されず、告知のあった西57以上にひっそりとした幕引きだった。2016(平成28)年7月26日、東京家政学院大学のサイトに「京王バス9月14日(水)ダイヤ改正及び新設系統(家政学院⇔めじろ台⇔八王子駅南口)について」というトピックが掲載され、八67(2)を開設する旨の告知がなされた。

 ただし、八67(2)の本数が、本系統の本数と変わらないことから、本系統の今後の動向が注目されたほか、同時に開設される「法政大学行き」が「山田駅経由」としか記載されていなかったことから、中寺田を経由する路線がどうなるのかも注目された。というのも、八王子市地域公共交通活性化協議会において、 京王が八王子市内で「廃止を含めた検討をしている」として挙げた区間に、横山橋(西13など)・中山(八63など)・中寺田の三ヶ所があったのだ。その後、横山橋は廃止、中山は減便されたため、今回ついに中寺田が廃止されるのではという不安があったのである。

 結局、八67開設と同時に本系統は廃止される。中寺田については山田駅経由の八97(3)が経由し、バスそのものの廃止は免れた。しかし、この廃止告知はバス停への掲示のみであり、各公式サイトでは一切触れられていない。またこれにより、八92(b)のルートが完全に復活する形となった。

車両

 基本的には中型車が使用されていた。寺田支所の車両割合上、KRが中心であった。

出典・参考

出典名サイト名ほかリンク
1【八97系統】八王子駅南口~朝日ヶ丘団地~法政大学線新設のお知らせバスナビ.comリンク
2 八王子市地域公共交通活性化協議会 議事要旨(第28回) 八王子市リンク
3京王バス9月14日(水)ダイヤ改正及び新設系統
(家政学院⇔めじろ台⇔八王子駅南口)について
東京家政学院大学リンク
4八王子市地域公共交通活性化協議会 会議録(第6回) 八王子市リンク